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2019/02/27

飲食事業を始めた経緯 3

●玄米と全粒粉

 

 

食事を変えることによって病気が治ることがあることや、体調がよくなり、勉強(や仕事、スポーツなど)を行う上でのパフォーマンスにも影響を与えることを知り、母親の影響も受けながら、自然食について自分なりに本を読んだり学ぶようになりました。

 

 

日本の自然食では、玄米菜食が基本の考え方となっているために、自分も白米ではなく、自宅では玄米を食べるようになりました。

 

 

既にご存知の方も多いと思いますが、玄米を精米して、糠(ぬか)と胚芽(はいが)を取り除いたものが白米です。

 

 

お米に含まれるビタミンやミネラル、食物繊維などの身体によい成分のほとんどが糠と胚芽に含まれているために、白米にはそうした栄養分の大半が失われてしまっています。

 

 

これは、小麦にも同じことが言え、小麦を殻ごとそのまま粉にしたのが全粒粉で、一般的に使われている小麦粉は小麦の表皮と胚芽を精製して取り除いています。どちらが栄養素が多く含まれているかは明らかです。

 

 

どうせご飯やパン、パスタなどを食べるなら、身体によいものを食べた方がよいと思って、積極的に玄米や全粒粉のパンやパスタを選ぶようになりました。

 

 

ただ、自宅で料理をする場合には自分で素材を選べますが、外食をする場合には、玄米や全粒粉を選べるお店はまだ少ない状況ですね。

 

 

白米や精製した小麦粉が一般的に使われている理由は、食べやすさと美味しさでしょう。玄米や全粒粉は殻がついているために、食感が固くなり、自分も最初はそうでしたが、慣れないと食べにくさを感じる人も多いと思います。

 

 

でも固い食べ物の方がよく噛んで食べることになり、よく噛んで食べることが様々な健康効果につながることも明らかになっています。

 

 

また、玄米をよく噛んで食べると、白米にはない複雑味の感じられる美味しさを味わうことができます。玄米と添加物が使われていない本物の梅干しとお味噌汁の組み合わせは、とても美味しいです。

 

 

それでも、自分も玄米を食べるのが面倒と感じたり、特に夏場など、玄米よりももう少し軽いあっさりとしたご飯を食べたいと感じるときもあります。そのようなときは、玄米を発芽させてより食べやすくした発芽米や、玄米を一部だけ精米して栄養素を残した五分づき米、七分づき米、食べやすい白米に栄養素の多い雑穀をブレンドした雑穀米などを食べるとよいと思います。

 

 

小麦については、好みの問題もあると思いますが、精製された小麦を使った白くてあっさりとしたパンよりも、全粒粉のパンの方が、味わい深くて自分は好きです。

 

 

日本ではパンというと白いパンが一般的ですが、アメリカでは、サンドイッチをオーダーするときなども白いパンと全粒粉を使った茶色いパン(whole grain bread)の二種類が用意されてあり、どちらが好みか聞かれることが多いです。

 

 

ご飯やパンを食べると太ると言われていますが、それは白米や精製された小麦の話です。

 

 

ビタミンやミネラルが取り除かれた白米や小麦は、言わば、炭水化物(糖質)の固まりのために、食べると血糖値を上昇させ、血糖値を下げるためにインスリンが分泌されます。インスリンは糖を脂肪に変える働きもあるために、結果、脂肪が溜まって太ります。

 

 

玄米や全粒粉にも同じ分量の炭水化物が含まれていますが、同時にビタミンやミネラル、食物繊維も多く含まれていために、食べても血糖値の上昇がおだやかになるために、インスリンの分泌も抑えられ、脂肪の形成も抑えられます。

 

 

血糖値の上昇がおだやかな食べ物は、低GI食品と言われています。GIとは食後血糖値の上昇を示す指標、グライセミック・インデックス(Glycemic Index)の略です。

 

 

ただし、お米の糠や小麦の殻には農薬が溜まりやすいために、玄米や全粒粉を食べる際には、農薬を使っていないオーガニックのものを選ぶ必要があります。

 

 

玄米と全粒粉の説明が長くなってしまいましたが、次回からは、農林水産省で働いた経験について書きたいと思います。

 

 

(続く)

2019/02/19

飲食事業を始めた経緯 2

母親の経験によって、食事を変えることによって病気が治ることがあり、睡眠時間が減っても逆に元気になることを目の当たりにしたことが、自然食に興味をもった最初のきっかけです。

 

 

その後、自分の大学受験や、就職のための試験の受験の際に、睡眠時間を減らして勉強時間を確保したり、勉強中に集中力を高めるために、食事の大切さを考えるようになりました。

 

 

もともと食欲旺盛で、ご飯は人並み以上に量を食べる方でしたが、ご飯を食べ過ぎると消化のためにエネルギーが使われてしまって睡眠時間が多くなりがちになることや、白砂糖や精製された食品を摂取すると血糖値が急上昇し、その後それを抑えるためにインシュリンが分泌されて血糖値が急降下するために、返って眠くなったり疲れやすくなることを知りました。

 

 

「腹八分目で医者いらず」と言われるように、小食、粗食が身体によいことも学びました。

 

 

お腹いっぱいまで食べることが小さい頃からの習慣だった自分にとって、なかなか腹八分目で抑える実践は難しいのですが、栄養が少ない食事をとると身体が栄養素が足りないと認識し続けて、その後も色々な物を食べてしまうけれど、栄養素が多い食事をよく噛んでとると、身体も脳も満足をして、その後何か食べたいとは思わなくなることを実感しています。

 

 

ジブリアニメの宮崎駿さんも、普段は粗食を心がけているそうです。「普段質素なものを食べ続けることによって、五感を研ぎ澄まして、美しいものを描ける」という宮崎駿さんの言葉に納得がいきました。

 

 

極端な例ですが、毎日、豪華なフランス料理のコースばかり食べても、きっと飽きてしまうし、身体も疲れてしまうと思います。普段は比較的シンプルな食生活を送ることによって、身体も健康になり、たまに食べるご馳走がより美味しく感じられるのだと思います。

 

 

また、玄米がスーパーフードで、ビタミン、ミネラル、食物繊維などが豊富に含まれていることを学びました。

 

 

江戸時代に玄米を精米して白米を食べることが一般的になってから、ビタミンB1が不足して脚気の病気が流行したと言われています。

 

 

白米と豪華なおかずではなく、玄米と味噌汁と少しのおかず(一汁一菜)の食事をよく噛んで食べることが健康によいようです。今は、玄米より食べやすい発芽玄米や、雑穀米が人気になっていますね。

 

 

一方で、食事は毎日の生活の中の大きな楽しみでもあるので、三食全て質素にしようとするだけではなく、満足感を感じられる食事をとること、食事を楽しめるようにすることも大事だと思っています。

 

 

(続く)

 

 

2019/02/13

飲食事業を始めた経緯 1

自分が最初に食事の大切さに関心を持ったのは、高校生の頃です。

 

 

中学生までは、一般的な家庭の一般的な食事で、どちらかというと食生活がよい方ではありませんでした。

 

 

朝が弱くて毎日、登校に間に合うギリギリに起きていたので(実際は間に合わずに遅刻することも多くありました)、朝ご飯を食べないのが当たり前。お昼は小学校までは給食、中学校は給食がなかったので学校で売っていたパンを食べていて、夜はご飯におかずといった食事。納豆とお肉が好きで、早食いで量もかなり多く食べる方でした。部活をやっていたし、男子はたくさんのご飯を早く食べるのが格好よいと思っていたのです。

 

 

夕食までの間にお腹が空くときは、ポテトチップスやチョコレートなどのお菓子を食べて、コーラを飲んだり。。

 

 

そんなある日、母親が突然、自然食を始め、玄米を食べて、お肉を食べないようになりました。

 

 

母は食事に限らず新しいものを試すことが好きで、それまでも健康食品を買ってきたり、啓発のセミナーに参加したりすることもあったので、最初は、また変なことを始めたなと思って見ていました。

 

 

母が自然食を家族に強要することはなかったので、「玄米なんて美味しくないから食べない」と思っていました。

 

 

その後、自分が高校生の頃に、母親が病気になり、ガンの一歩手前(正確には子宮筋腫)と診断され、腫瘍を摘出する手術をしないと助からなくなると医師から伝えられます。しかし、どこから聞いてきたのか、母は手術を受けずに、食事療法で治療することを選択し、病気が完治したのです。

 

 

(※ガンなどの病気と食事の関係については断定的なことは言えないし、西洋医学の診断も必要だし、手術などの治療が必要な場合もあると思いますが、手術では病気の根本は治らないということは言えると思います。あくまで一例ですが、今から3年前に、自分の知人の父親がガンが全身に転移して、治療は不可能、余命3ヶ月と医師に宣告されたのですが、その後「今あるガンが消えていく食事」、「食べものだけで余命3か月のガンが消えた-全身末期ガンから生還した、私のオーガニック薬膳ライフ」との本を読んで食生活を変えたところ、回復をして今も元気で過ごされています。)

 

 

食事で手術が必要な病気が治ったということも驚くことでしたが、食事療法を行った前と後での母親の体調の変化も顕著でした。

 

 

母は小学校の教師をしていましたが、毎日、疲れて職場から家に帰ってきて、肩こりもひどく、ぐったりソファーで横になっていることが多くあったのを覚えています。(よく肩もみをさせられていました。)

 

 

でも、40歳を過ぎて病気を機に食生活を変えてからは、体調が目まぐるしくよくなり、睡眠時間も1日4~5時間に減って、朝4時頃に起きて毎朝1~2時間の登山をしてから仕事に出かけるまで元気になったのです。性格もより明るくなったように思います。

 

 

(続く)

 


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