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2019/04/24

日本の飲食業の添加物事情 1

日本の食事は、他の国と比べて、美味しく、安全で、質が高いと一般的に考えられています。

 

 

その上、日本食はヘルシーで健康的というのが、一般的な認識です。

 

 

ただ、日本食といっても、お寿司、懐石料理や昔ながらの一汁三菜の食事から、ラーメン、蕎麦、うどん、お好み焼きなどまで幅広くあり、味は全て美味しいものの、健康面からいうと実は玉石混交です。

 

 

お寿司や伝統的な和食は、脂質が少なく、野菜や味噌汁などの発酵食品をバランスよくとることができ、まさに健康的な食事でしょう。ご飯が玄米だったり、雑穀米であれば、更にヘルシーです。

 

 

一方で、海外で人気の日本食は、お寿司に次いでラーメンです。

 

 

ラーメンは脂質・糖質が多くて決して健康的ではないことを日本人は知っていて食べていますが、海外の人は日本食はヘルシーというイメージがあるので、ラーメンについても深く考えずに同じような認識です。

 

 

ラーメンで更に問題なのは、化学調味料や添加物です。(無化調ラーメンのお店もあるので、ラーメンを食べるなら無化調がおすすめです。)

 

 

 

日本の飲食業では、実は欧米よりも多くの添加物が使われていると言われています。

 

 

日本の食事の質は全般的に高いと考えられているので、多くの消費者は日本で食べる食事であれば、安全面で心配することはないと思っており、安くて美味しいお店が人気となっています。

 

 

でも、安くて美味しい食事を提供するためには、食材の原価を抑える必要があり、安価な原材料を使って美味しい味を出し、美味しく見せるために、もっとも手っ取り早いのが、保存料、旨み調味料、香料、着色料を始めとした添加物なのです。

 

 

コンビニのサンドイッチやお弁当は勿論のこと、スーパーのお総菜なども、ちょっとしたものでもほとんど添加物を使用しています。

 

 

加工品は使用している添加物の表示が義務付けられているので、まだよいのですが、飲食店のメニューでは、食材の産地や使用している原料の表示が義務付けられておらず、何を食べているのか分かりません。

 

 

そして、安くて美味しい日本の飲食業を支えているのは、添加物といってよいほど多くの添加物が一般的に使われており、それを考えると、日本の食事(特に外食)は、決して健康的とはいえない状況にあるのです。

 

 

外食で使われている食材の原材料や添加物については、週刊誌などでセンセーショナルな記事にされることがよくあるので、それを読んで、何か問題だなと思いつつも、そんなに過剰反応しても仕方ないと思って、忘れてしまうのが、一般的だと思います。

 

 

自分もそうでした。

 

でも、スポーツ選手が食事に気を遣うのと同じように、仕事をする人が毎日よいパフォーマンスを発揮して、イキイキとした日々を過ごすためには、そしてそもそも、皆が健康で幸せに生きるためには、どんな食事を摂るのかということが、とても大切なのです。

 

 

次回以降、日本で添加物が多く使われている状況をもう少し掘り下げ、なぜ添加物がいけないのか、添加物をとらないように気を付けるとどんなメリットがあるのかについて、書きたいと思います。

 

2019/04/18

飲食事業を始めた経緯 10

霞ヶ関で多くの先輩・同僚と共に政策立案に関わることは、社会的に大きな影響力を持つ重要かつ大変で、魅力的な仕事です。

 

 

一方で、自分としては、小さくてもよいので、自分が事業主体として、ビジネスの世界から社会を変える仕事をしてみたいとの思いが募るようになり、外務省への出向から農林水産省に戻った後、2年ほど働いてから公務員を退職をしました。

 

 

当初は農水省を辞めてすぐに飲食事業を始めるつもりだったのですが、民間のコンサルティング会社で働きながら開店に向けた準備や経験を積むのに時間がかかり、5年後にようやくお店をオープンすることになりました。

 

 

これまでは、決して沈むことのない大きな戦艦に乗っていたのに、今はいわば小さなヨットに乗って海を渡ろうとしている状況で、気を付けないと、激しい波に打たれていつ沈んでもおかしくありません。

 

 

ただ、そんな中でも、これまでの友人・仲間や、新たに出会った方々、家族など、多くの人に助けて頂き、アドバイスを頂きながら、ヨットで海を渡る術を必死に学んでいるところです。

 

 

まだ自分がこうしたいと思っている理想には届いていない状況ですが、オーガニックや健康的な食生活を広めるとの初心を忘れずに、今の事業を通じて、よりよい社会を作るために貢献していきたいと考えています。

2019/04/10

飲食事業を始めた経緯 9

霞ヶ関の省庁間では、人材交流が多く行われており、他省庁への出向はよくあることです。

 

 

自分は、外務省経済局のAPEC(アジア太平洋経済協力)室に2年間の出向となりました。

 

 

APECは、日本、米国、中国、ロシア、オーストラリア、ニュージーランド、東南アジア諸国、台湾などのアジア・太平洋の21の国・地域が参加して、域内の貿易の自由化・円滑化について話し合う会議です。

 

 

具体的には、民間企業の国境を越えた貿易や投資が活発に行われるように、各国の規制などを整理して、貿易の障壁とならないように調整を図ります。例えば、食品の原産地表示に関する規則がそれぞれの国によって異なって定められていると、輸出を行う企業にとっては、国毎に異なる書類を作成しなければならず、手間がかかります。もし、原産地表示に関する規則が共通化されていれば、余分な手間をかけずに輸出を行うことができます。

 

 

自分がAPEC担当であった2010年は、日本がホスト国でしたので、一年をかけて、全国で高級実務者会合や各種の大臣会合を開催し、その集大成として11月に横浜で首脳会議を開催しました。横浜では、当時の菅直人総理が日本のTPP交渉協議への参加を表明したことで注目を集めました。

 

 

首脳会議は、オバマ大統領、胡錦濤国家主席などが参加するとても大きな会議で、外務省に準備室が設置され、会場の設営や各国首脳のホテルの手配、警備などのロジ部隊も含めると200人近くのスタッフが数ヶ月前から深夜まで働いて準備を行います。

 

 

自分は、大臣会合の議題の設定や事前の各国との調整、大臣の発言要領の作成、首脳会議や大臣会合のロジの調整(例えば、会場のレイアウトや各国首脳の座席順の決定、各国からの会議への参加者数の調整など)を行っていました。

 

 

そうした中で、APECの目的は、民間企業の国境を越えた事業活動がより行い易くすることですので、民間企業の方の意見を伺う機会も多くありました。民間企業の方と接する機会が増えるに連れ、政府の役割はあくまで民間事業者の経済活動をサポートする立場であり、自分としては、いずれ自らが事業実施主体となりたいとの思いを、ここでも重ねるようになりました。

 

 

ただ、農水省でも外務省でも、霞ヶ関での仕事は毎日深夜過ぎまで働くことが当たり前の生活で、休日も多く出勤するなど、日々の仕事をこなすのが精一杯で、将来は何かをやりたいと漠然と考えても、具体的に行動に移すことはまだありませんでした。

 

 

APECには、貿易に関係する省庁、特に物の貿易を担当する外務省、経済産業省、財務省、農林水産省の4省庁が深く関わっており、仕事の進め方もこの4省庁と密接に協議をして、更に他の参加国との事前調整を行うことが鍵でした。

 

 

日本で開催するAPECには各省庁とも人材を手厚く配置したため、日本APECに関わった方々は優秀で人格的にも優れた方が多く、皆毎日遅くまで仕事をしていましたが、仕事の合間に冗談を言い合える雰囲気で、一体感を持って楽しく仕事を出来たのがよい思い出です。

 

 

また、外務省に出向したことによって、仕事で付き合う人の範囲も広がり、自分の視野もより広がることになりました。

 

 

(続く)


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