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2019/08/21

アメリカ人の食生活とライフスタイル 5(ベジタリアンについて)

アメリカの東海岸や西海岸では、健康と食への意識が高い人が多くいますが、どのような食生活を取り入れているかは、人によって様々です。

 

 

アメリカやヨーロッパでは、特に若い人の間で、ベジタリアンやヴィーガンがとても増えています。

 

 

統計的なデータではありませんが、ヨーロッパの10代・20代の若者のヴィーガンの割合は2割程度いるのではないかと、先日、ヨーロッパ出身の若者から聞きました。

 

 

ベジタリアンは、お肉を食べない人の総称ですが、魚は食べる人、卵や乳製品は食べる人など、ベジタリアンの中でも何を食べて何を食べないかは人によって様々です。

 

 

ヴィーガンは、ベジタリアンの中でも最も厳格で、肉・乳製品・はちみつなどの動物性食品は一切食べないスタイルです。

 

 

なぜ、ベジタリアンやヴィーガンがの人が増えているのか(なぜ、お肉を食べないのか)についてですが、一つは健康面での理由です。

 

 

お肉を食べると血液がドロドロに、野菜を食べると血液がサラサラになることは科学的にも分かっており、お肉の食べ過ぎが身体によくないことは、一般的にも知られているところです。

 

 

しかし、日本では、お肉の食べ過ぎはよくないけれど、適量のお肉を食べることは、身体によいとも一般的に考えられています。

 

 

その理由としては、お肉にも様々な栄養素が含まれており、良質なタンパク質やアミノ酸に加えて、お肉に含まれている飽和脂肪酸も身体に必要な栄養素であるからとのことです。

 

 

ただ、そうしたお肉に含まれている栄養素を他の植物性の食品でとることができないかについては、議論が分かれます。

 

 

お肉推進派の人は、お肉に含まれている栄養素の一部はお肉でしかとることができないので、お肉も野菜も含めて色々な食品をバランスよく食べるのがよいと考えます。

 

 

一方で、ベジタリアンの人は、お肉に含まれている栄養素は他の食品(タンパク質であれば大豆など)で補うことができるので、お肉を食べることによるマイナスの効果を考えると、お肉をとらないほうがよいと考えています。

 

 

健康面からみて、お肉も含めてバランスのよい食事がよいのか、お肉を一切とらない方がよいのかを、科学的に証明することはなかなか難しいことです。お肉推進派も、特に肉業界の方がお肉の消費を増やすために、お肉が身体によいとのデータをたくさん集めています。

 

 

私自身の考えとしては、健康面から考えれば、お肉に含まれる栄養素は他の食品でとることができると考え、お肉を必ず食べる必要はないと思います。(特に、ガンなどの重い病気を食事で治した方に共通しているのは、肉などの動物性食品をとらないとのことです。)

 

 

ただし、病気になっていない一般の人は、適量であればお肉を食べても健康面で問題ないでしょうから、お肉は嗜好品として楽しめばよいとの考えで、私自身もお肉を普通に食べています。

 

 

一方で、アップル創業者のスティーブ・ジョブズは人生の大半をベジタリアンとして過ごしましたが、その理由としては、お肉を食べないことによって、健康によいだけでなく、精神がより研ぎ澄まされると考えていたようです。(ジョブズが禅の考えを重視していたのは有名です。)

 

 

もともと日本の伝統的な食生活では、ご飯と野菜、魚などを食べており、お肉を食べることはあまり多くありませんでした。

 

 

その日本で、今はお肉を食べることが推奨されており(厚生労働省や農林水産省はお肉も含めてバランスのよい食生活を推奨しています。)、もともと肉食文化であった欧米で、ベジタリアンの数が日本よりも多くいるのは、興味深いところです。

 

 

欧米でベジタリアンやヴィーガンがなぜ増えているのか(なぜ、お肉を食べないのか)のもう一つの理由は、動物愛護や地球環境保護などの価値観によるものです。

 

 

(続く)


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