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2019/07/24

アメリカ人の食生活とライフスタイル 2

昨日は、下北沢でKumeysと同様にオーガニックやナチュラルをコンセプトにレストランを経営しているinning+(イニングプラス)さんのご夫妻と一緒に、埼玉・秩父の渓流に行くことができました。

 

 

マイナスイオンを浴びて自然のパワーを感じることができた貴重な機会でした。

 

 

 

前回のBlogで、アメリカ中西部のハンバーガーを中心とする食生活について書きました。

 

 

この後、東海岸や西海岸の食生活を取り上げる前に、中西部のライフスタイルについて少し触れたいと思います。

 

 

アメリカ中西部・インディアナ州の人口10万人ほどの街で、アメリカ人の家庭にホームステイしながら3年間地元の高校に通った生活の中で、特に印象に残っているのは、

 

 

アメリカ人が自然を感じながら生活していること、そして毎日の生活を楽しむという意識が高いことです。

 

 

インディアナ州の小さな町では、土地が広いので、多くの家庭はみな庭付きの家に住んでいて、住宅街には大きな木もたくさんあり、それだけでも自然が感じられるのですが、

 

 

更に週末には、そこから車で1時間ほどの湖のほとりにある別荘に行くのが一般的でした。

 

 

湖では、ボートに乗って水上スキーやウェイクボードをしたり、BBQをして、夜には灯りがない真っ暗な夜空で天の川を眺めることができ、

 

 

そうしたライフスタイルが、お金持ちだけではなく中流の一般的な家庭でも当たり前になっていることに、自然資源が豊富なアメリカの生活の豊かさを感じました。

 

 

*

 

また、アメリカではスポーツが盛んですが、日本と違うのは、スポーツがシーズン制で、練習量も少ないことです。

 

 

日本の高校では、野球やサッカー、バスケなどの部活に入ったら、3年間同じスポーツをします。

 

 

アメリカの学校のスポーツはシーズン制ですので、秋はアメフトやサッカー、冬はバスケットやレスリング、バレーボールなど、春は野球やサッカーなどと、季節ごとに分かれています。

 

 

アメリカの高校生で運動ができる生徒は、秋にはフットボールをして、冬にはバスケットをして、春には野球をしてと、一年で異なるスポーツを経験し、更に夏の長い夏休みの期間中の大半は自由に過ごして特に運動をしません。

 

 

日本の部活では、一年間休まずに毎日練習をして、甲子園や全国大会を目指すというのが一般的です。

 

 

アメリカでは、そもそもスポーツは根性を鍛える為ではなく、楽しむために行うという考え方です。

 

 

このため、何か(勉強をする時間や家族との時間など)を犠牲にしてまでスポーツをするという考えはあまりなく、かなりメリハリをつけて、練習をするときは一生懸命やる、それ以外のときは休むということが浸透しています。(長時間の練習を禁止することがルールとして定められています。)

 

 

日本と比べて少ない練習時間でも、アメリカのスポーツ選手の能力は高く、大学でもプロでも、アメフト、バスケ、野球などのアメリカのスポーツ界のレベルは世界一で、

 

 

オリンピックでも日本をはるかに超える数の金メダリストを輩出していることは、考えさせられます。

 

 

以前のブログの記事でも少し書きましたが、スポーツで成果を出すためには、心・技・体の全てが大事です。

 

 

練習をたくさん行って技術を磨く以外にも、ポジティブな心の状態を保つことや幅広い視野を持つこと、体を鍛えるためには負荷をかけるだけではなく休養が大事であることなどが、関係しているのかもしれません。

 

 

*

 

生活を楽しむという意味では、アメリカの高校では、毎月学校主催のダンスパーティーがあり、1年に数回ある大きなダンスパーティーではみなドレスアップをして気合いを入れて参加をします。

 

 

高校生活自体も、日本のように大学受験のために遊ばずに勉強をするのが美徳という考え方は、あまりありません。

 

 

勉強も集中して一生懸命やるけれど、高校生でもしっかり遊んで人生を楽しむことを学校から推奨されれていることも、日本と大きく異なる点です。

 

 

日本の教育制度というのは、明治時代にその基礎ができたものですが、その当時の日本には、一人一人の能力を伸ばし、個人が才能を発揮して豊かな生活を送れるようにするというような考え方はありませんでした。

 

 

富国強兵で欧米諸国に追いつくために、国のために勤勉に働く労働者や兵隊を育成することを目的とした教育を行っていたことに気付かされます。

 

 

一方で、アメリカは独立戦争で自由を勝ち取った国で、よくも悪くも、個人の自由というものが尊重されています。

 

 

国や組織のために自己を犠牲にするというような考え方はあまりなく、一人一人が与えられた人生を一生懸命生きて、一生懸命毎日を楽しむという考え方が主流です。

 

 

それがスポーツ以外でも、例えば音楽やミュージカルなどの芸術やエンターテイメントが盛んで、発達していることに結びついているのではと思います。

 

 

ただし、物事にはよい面、悪い面がありますので、アメリカのこうした考え方が必ずしも優れている訳ではありません。

 

 

アメリカには貧困や格差、深刻な犯罪、効率的に機能していない行政機関などの問題も多々あります。

 

 

アメリカにもよい面、悪い面があり、日本の生活や伝統にも多くの優れた面があります。

 

 

異文化が交流することによって、それぞれのよい面を取り入れ、悪い面を改善しながら、より洗練された文化に発展させていくことが大事なのであり、それは日本人の得意とすることでもあると思います。

 


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